連邦通信委員会(FCC)は、機器認証プログラムを刷新することにより、米国の国家安全保障を保護するための重要な一歩を踏み出しました。2025年5月22日に採択され、2025年5月27日に公開された報告および命令において、同機関は、米国にとって脅威と見なされる団体が所有または管理する電気通信認証機関(TCB)および試験ラボを阻止する方針です。
スマートフォンからベビーモニターまで、あらゆる電子機器が米国で合法的に販売される前に、FCC基準の安全性と性能を満たしていることを確認するための試験と認証を受ける必要があります。この新しい規則は、これらの重要な試験を実施するラボおよび認証機関の整合性に直接焦点を当てています。
「禁止対象エンティティ」とは?
新しい規制により、「禁止対象エンティティ」のカテゴリーが設けられ、これらのエンティティはFCCの機器認証プログラムにおけるいかなるラボも所有、管理、または指示することができなくなりました。エンティティは、以下のいくつかの米国政府の監視リストのいずれかに掲載されている場合にこのカテゴリーに該当します。
FCCの「カバーリスト」(ファーウェイやZTEなどの企業が含まれる)商務省の「外国敵対勢力」リスト国防総省の中国軍事企業リスト財務省の中国軍事産業複合体に関連するエンティティに対する制裁リスト
これにより、これらのリストに掲載されている企業と所有権関係(10%以上と定義)があるラボは、米国市場向けの機器を承認することができなくなります。
場所だけでなく所有権が重要
この規則の重要な側面は、ラボが物理的にどこに位置しているかに関わらず適用されることです。決定要因は、その所有権と管理権です。
例:
中国に所在し、ファーウェイが所有する試験ラボは現在禁止されています。しかし、ドイツや韓国のような米国同盟国に所在する試験ラボでも、禁止リストに掲載されている企業によって所有または管理されている場合、それも禁止されます。
この規則は、外国の敵対勢力がこれらの「ゲートキーパー」ラボに対する影響力を行使し、安全でない機器を承認したり、不正な書類を提出したり、米国企業からの機密知的財産を不正流用したりする可能性のある潜在的な抜け穴を塞ぐことを目的としています。FCCのブレンダン・カー委員長は、電子機器試験のおよそ75%が現在中国で行われていると指摘し、委員会はまた、「米国の試験能力を国内に戻す」方法も模索するとしています。
詳細についてはこちらをご覧ください:
https://docs.fcc.gov/public/attachments/FCC-25-27A1.pdf